少年Sの過去と未来








 それは始業式を控えた桜の季節。
 ワーカホリック気味で出張の多い父親が久しぶりに家にいたこともあり、食事の後、両親は揃って夜桜見物に出かけた。
 佐助も行こうと誘われたが、万年恋人同士状態の両親の邪魔をするほど野暮ではなく、またこの歳で家族で出かけるというのも中々照れくさく、一人でゲームでもすると送り出した、その夜のことだった。
 夜中に電話が鳴り、そこで、佐助は自分が一人になったことを知ったのだ。



 次の夜、春の嵐で両親が見に行った桜はすべて散ってしまった。











今は桜など見たくなかったが。

 だが。
「元親のアニキィ、今日も背中の桜吹雪が見事ですぜ!!」
「おうよ!!こいつが散るときは俺の命も散るときよ!今が盛りだぜ!!」


 
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」


 
 こんな筋肉マッチョな男の背中の桜を見る日がくるなんて、思いもしなかったあの頃の自分。
  
 若かった。
 
 本当に若かった。
 ほんの二週間前のことだが。
 とにかく朝から嫌なものを直視してしまったと、青い顔でよろめきながらその場を立ち去り、学校へ向かった。
 通用門から出る姿を、見つめる人影に気づかずに。










「おい、おまえ。」
 いささか不穏な雰囲気と共に呼び止められたのは、昼休みのことだった。
 重箱弁当を手にいつもの屋上に向かう途中で、周囲には自分と弁当目当ての腐れ縁その2である毛利がいるばかりだ。幸村は、職員室に呼び出され、後から行くと言っていた。
「俺?」
 振り返り、佐助はかなり目線を下げて相手の顔を見た。
 見覚えのまったくない少年が仁王立ちで、こちらを見上げている。
 敵意に満ちた眼差しに、心当たりはない。
「そうだ、お前だ。」
 襟元には一年生の徽章。新入生なのだろうが、それにしても態度は先輩に対するそれではない。
 とりあえず、事なかれ主義という名の面倒くさがりは、早々に追い払おうと、要点だけを述べた。
「ごめん、俺年下興味ないんだ。」
「誰が告白タイムだ!!」
「じゃあ俺に何の用?」
 言っておくけど、喧嘩は弱いよ、とへらりと笑って尋ねると、むっとしたように少年は佐助を睨みつけた。
 一体何の用で何が不満だというのだろうか。


「お前みたいなちゃらちゃらした奴が家族なんて伊達組もおわりだな!!」

「「!!??」」

「おれは関西織田組の森蘭丸。」
「関西・・・・・・・・・・・・・・織田組・・・・・・・」
 織田組といえば、その筋の人間ではない一般人ですら知っている関西一の大組織だ。
 思わず、蘭丸と名乗る少年を見るが、どう見ても、ただの中学生にしか見えない。
 いや、それよりも気になるのは。





「信長様にさからうなまいきな若造に、蘭丸がゆるさない言っていたと伝えておけ!!」

「・・・・・・・・・・・・・・。」






「なんだ?驚いて声もでないのか?」
「うん。いや、関西の人なのに標準語なんだね。」
「猿飛、関西人がすべて大阪弁であるというのは間違いだ。」
「つっこむところはそこじゃあないだろう!!もういい!!おまえら、許さない!覚えとけよ!!」
 そのまま走り去る背中を見送る。
 結局のところ、何がしたかったのかよくわからないが。
 それよりも。





「元就。」
「なんだ。」
「何で驚かないの。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・考えるのも非常に業腹でしかしながらこればかりは私にはどうにも出来ぬ問題であり直視したくはないがこの毛利元就が現実から目を背けるような意気地なき真似など己が許せぬゆえ認めたくもないがこれは事実であるが。」
 どこで呼吸をとっているのかわからぬ長い前置きの後。
 毛利元就はその秀麗な顔に力一杯憂いを浮かべ。



伊達組の元親は兄だ。」



「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」



 世のつながりの神秘を知った。
 佐助はレベルがあがった。














「ただいま帰りました、っと・・・・・・・・・・・・。」
 何故か日課となった政宗への帰宅挨拶のために部屋に行けば、そこには部屋の主の右腕である青年が微笑んでいるばかりだった。
「お帰りなさい」


 やばい。


 本能が危機感を察知し、佐助は無論それに従おうとした。
 だが。


「では、」
「まあまあお待ちください。」
 回れ右をし、即座に逃げようとするが。
 肩にやんわりと、しかし動きを封じるには十分の強さで置かれた手に、逃走を断念せざるを得なくなった。
 この人、さっきまでそこの座布団に座ってお茶を飲んでいたのにいつの間にこの距離を移動したのか、などとはもう考えない。
 それが片倉という男である。



「それで、何か御用ですか。」
「いえ、特には。」
「部屋に戻っていいデスカ。」
「冗談です。」


 真顔で冗談いうのはやめてください。
 どこからどこまでが冗談なのか、本気でわからないから。


「今日、学校の方で、何かありませんでしたか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・元親さんの弟が判明しましたが。」
「・・・元就君のことですね。今まで知らなかったのですか。」
「はあ。」
「結構鈍いんですね。」
「はあ。」


 人生において佐助に面と向かって鈍いといったのは両親をのぞいて彼が初めてである。
 正直佐助にとっては屈辱だが、そう言われても今は反論しようがない。


「そうではなく、織田組の」
「・・・・・・・・・・・森蘭丸君、ですね。片倉さんは知っていたのですか?」
「ええ、つい昨日。」
「すごい情報網ですね。昨日彼は転校してきたらしいですよ。」



 気がつけば腹の探り合いのような形で相対している。
 多分、互いの考えていることは同じだろう。
 
        この狐が。




「織田とは抗争などは今はまだありませんが、最近この辺りも物騒ですので。」
「はあ・・・・・・・・・・・。」



 嫌な予感がする。
 というか、今はまだ、ということはこれからあるという事でしょうか。



「護身用としてこちらを。」
 コトリと螺鈿細工の机の上に置かれたのは、黒い拳銃。
「!!!???」
 実物を目にするのは初めである。
 思わず目を丸くし、座ったまま後退した佐助に、片倉は微笑んだ。
「ワルサーP38。説明不要のドイツ製の銃で、日本人の手にもおさまり、使いやすいかと。」
「片倉さん?」
「はい。」
「マジですか?」
「冗談です。」


 一度殴ってもいいでしょうか。


「こちらをどうぞ。」
「はあ。」
「平たく言えば、チカン撃退用のスタンガンですね。威力はいじってありますが。」
「人が死なないくらいですよね。」
「当たり前です。・・・・・・・・・・・・・・・・まあうっかり間違いが生じたらすぐに組の方までご連絡ください。埋めるなり、沈めるなりいたしますので。」
「・・・・・・・・・・冗談ですよね。」
「マジです。」




 あんたが一番物騒だ。














「帰ったぞー・・・・・・・・・って、お前らどうしたんだ?」
「お帰りなさいませ、政宗様。」
「お帰りなさい、政宗さん。」
「おう?」 
 
 自室には留守を任せていた世話役と学校に行っていた甥が向かい合って座っていた。
 何やら不穏な空気を漂わせていたが、帰ってくるなり満面の笑みを浮かべた両者に迎えられ、きょとんとした顔で、伊達組の若き組長は不思議そうに首を傾げた。
 よくわからないが、NO PROBLEMだろう。 
  
 彼の後ろで従兄弟の成実と元親が「かわいー」と転がっている姿を見てしまい、佐助は乾いた笑みを浮かべた。



「えっと、何処に行ってたんですか。」
「ああ、今日はうちの幹部が戻ってくる日だったからな。迎えに行っていた。」
 どちらからのお戻りだったんでしょうか。
 などとはもう聞くまい。
 猿だって進化してきたのだ。
 佐助とて腐っても霊長類ヒト科である。
 だが。




「鬼庭のアニキィイイ!おつとめ、お疲れ様ッス!!」
「「おつかれ様ッス!!!」」


 
 襖越しに聞こえた野太い男たちの声の直撃を避けることは、出来なかった。








「で、小十郎、そのハジキは何だ?」
「ああ、こちらですか。」
 政宗がふと目に留めたのは、小十郎がどこからともなく取り出したWP38。
 どうやら政宗の所持品ではないらしい。
 何となくほっとする。
 勿論床の間に飾られた日本刀は見なかった事にする。
「こちらは武田の方からの預かりものですよ。木箱一箱分送ってこられましてね。」
「またかよ。この間はガバメントだったな。」
「あっちは、ほら、上杉との抗争で目ぇつけられてるからさぁ。」
「海に沈めちまうのも、おしいんだろーな。」
「まあ保管料は後ほど返していただけばよろしいことですし。」
「そうだな。」





・・・・・・・・あんたらさ、留守中に隣の家の小包預かるのとわけが違うんだよ?













「どうした、佐助。」
「疲れているようだな、猿飛。」
「ええ。まあ。ちょっと。」
 左右から友人に問われ、ああそんなに疲れた顔しているのかな俺、と、思わず遠い目をして、昨日のこと、そして自動的にここ三週間ほどの間の出来事を反芻し、さらに疲労感がいや増した。
 悪循環である。
「ちょっと購買いってくる。」
 気分転換に飲み物でも買ってくると告げると、「牛乳」「ほうじ茶」と言われた。
 友情って何だ。



「猿飛。」
「はいはい、森君ね。」
 記憶力のいい頭と、発達した聴覚視覚が少々恨めしい。
 振り返るとやはり小生意気な関西出身の少年が、こちらを睨みつけていた。
 だが、振り返った佐助を見て、引き攣った顔をした。
 そんなに疲れた顔をしているのだろうか。
 まあ、唯一の安息の場であった学校を奪われた恨みが、少しばかりあるから気にしないことにする。
「何だ、お前、その顔・・・・・・・・・。」
「いや、別に。・・・・・ていうか俺は確かに政宗さんと親戚関係はあるけど、伊達組のことは一切関係ないって言うか、普通の一般的な小市民なんだよね。」


 だから、突っかかられても困るんだよー。
 お袋は主婦だったし。
 親父は普通のサラリーマンで。


「は?お前、蘭丸をバカにしてるのか?」
「いえ、別に、バカには・・・・・・・・・・」
「子供だからってなめるなよ!!」
「子供って、俺たち学年一つ違いだし。」
「大体お前の親父はサラリーマンじゃないだろう!!あの伝説のヒットマン「SHINOBI」猿飛だろう!!」


「へ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」


「殺す。お前は絶対蘭丸が殺す!!」




 何言ってるの、といよりも。
 何そのネーミング。
 そっちの方が気になるよ。














 あの葬儀の日から、あまりにも世界が目まぐるしくかわり、大概のことでは驚かないと思っていた。
 だが。

 親父はたしかサラリーマンで、お袋は専業主婦。
 だったはずだ(過去形、しかも自信がない)。



 二、三日不眠症になりながらも迷った挙句に嫌々ながら片倉の元に訪れたのは他に浮かばなかったからだ。
「そうですよ。」
 両親のことを切り出した佐助に片倉は表情を動かすことなく。
 彼の答えは一言だった。
 全肯定。
 佐助は何だか泣きたくなった。



 自分、節穴過ぎるだろう。


 お袋はどこのお嬢さんだというくらい日常生活について全然何も知らなくて料理以外の家事は俺と親父で担当してたし、そのくせにやたらと気風がよく、和服がひたすら似合う年齢不詳の美女で、冗談で極妻みたいだと言った級友もいた。街を歩くとたまに悪そうな連中が頭を下げていたし、あれはデフォじゃなかったのか。
 親父は親父で常に気配を殺しているわ、人体の急所やら毒物化学薬品についてやたらとくわしかったし、常に風上、窓を後ろにとるような玄人的な立ち位置だった気がする。ああそういえばうっかり銃を見つけたときがあったけど、あの時は「ライターだよ」とか言っていたけどマジ本物だったのかもしれない。




「まあ気づけないのはいた仕方ないでしょう。猿飛氏は本職でしたし。重要なのは今を認めることです。」
「片倉さん・・・・・・・・・・・・・・何だか貴方がマトモに見えます。」
「あなたも意外と失礼なことを臆面なく言う方ですね。」



・・・・・・・・・・ばたばたばたばたばたばた
「佐助!!!!!!」
廊下を走る騒音が近づいてきたと思えば、ばたんと勢いよくあけられ、政宗が部屋に飛び込んできた。
それと同時に襖が外れ、まるでコントか新喜劇のようである。
「「あ」」
 慌てて襖を押さえ、それを佐助が手伝う。
「政宗様。」
「わりい、KNOCKもせずに入っちまった。」
「廊下は走ってはいけません。先日バナナの皮ですべって転んだのをお忘れですか。」
 そんなベタなことやったのか、この人。
 森君より関西人だ。
 ある意味畏怖の眼差しで見れば、それに気がついたのか、政宗が振り向いた。
「佐助。」
「はい。」
 間近で、真剣な眼差しで見つめられ、心臓が跳ね上がった。
 この顔とこの距離は反則である。
「最近、眠れていないんだろう?心配事でもあるのか?ヒットマンにでも狙われるているのか?」
「いや、俺ただの高校生ですから。」
  
 狙われてたまるか。

 厄介な新入生に平穏なはずだった学園生活を乱されているだけで。

「佐助。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・心配なんだ。」
「政宗さん。」
 そんな事を不安げな顔で言われ、佐助の中で何かが疼いた。
「えっと、マジで心配しないで下さい。最近世の中物騒ですよね、と話してただけですから。」
「そっか・・・・・・・・・・・・」
「だから、そんな顔」
「そうだよな・・・・・・・・成実、元親ぁ!!」
「「おう!!」」
「PARTY の準備だ!!辺りいったいの組、潰すぞ!!!」
「お、政宗やる気だね!!HEY、GUYS、戦の準備をしな!!」
「死んだ奴らは東京湾に沈めてやるからな!!」
「小十郎、あとは頼むぜ、行くぜ、野郎ども!!」
 部屋に来たとき以上の勢いで、更に人数を増やし、走り去る三人を。
 佐助が止める間もなく。
 片倉は止める気がなく。



 沈黙が流れる。
 佐助はぎぎぃと音がしおうなほどにぎこちなく、片倉を振り返った。
「あの、片倉さん・・・・・?」
 今のアレは一体何なのでしょうか。
「まあ、おそらくは。佐助が眠れない→最近物騒なせい→あたりの組を全部潰せば物騒ではなくなる。というところでしょうか。」
「ちょ・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!!」
 
 いいんですか、ソレ。
 ありですか、ソレ


「政宗様ですから。」
「・・・・・・・・・・・つかぬことをお聞きしますが、どなたが育てんですか。」
「私ですが。」
 それが何か、と満面の笑顔で微笑まれれば最早言葉はなく。
 今度犬猫あるいは人間の子供を育てる機会があったとしたら、この人にだけは任すまい。
 そう固く誓うことしか出来なかった。



「LET`S PARTY!!YA−HA!!!!」
「「YHAAAAAAAAA!!!!!」」



 外から聞こえる大音量に、義務のように突っ込みをいれる。
 だからノリが違うって。















 朝一で毛利元就の顔を見た瞬間、佐助はそっと目をそらした。 
 昨日の騒ぎは新聞にも載った。
 さらに、大はしゃぎで暴れまわっていたのは成実と、彼の兄である元親である。

「猿飛。」
「お願い、何も言わないで。」
「伊達組のあれは。」
「ごめん、俺が悪かったから。」
「まだ何も言っていないが。」
「言われなくても、大体わかります。」


 何せ自分の不用意な発言で、伊達組暴走、などという事態に到ってしまったのだ。
 いや、正直あれは自分が悪いとは思わないが。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・悪いのだろうか。


「ああ、もうわけがわからないよ・・・・・。」
 ぐたりと佐助は机に突っ伏した。前の席の幸村は本日珍しく欠席である。
 その席にすわり、元就はわずか一月で随分と変わった友人を静かに見下ろした。
「それほど不満ならどうして伊達に居候しているのだ。適当に事情を話して相手を煙に巻きつつ円満にことを運ぶのはお前のお家芸だろう。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え・・・・・・・。」
「何故、伊達にいるのだ。」



 何故といわれても。
 しかも何気に結構失礼な事をいわれている気がしないでもない。



「えーと・・・・・・・・・・・・何故だろうねー?」
「質問に質問で答えるな。」
「あの暴走っぷりを見てると帰るに帰れないというか。」
「伊達組は関係ないのではないか。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」



 それは以前に自分があの一年生に言った言葉だが。
 あの時はどうしようもなく苛立っていて、その言葉がするりと出たのに。
 今、改めて他者の口からきくと、非常に違和感と、苛立ちにも似た何かが走った。




 何コレ。
 毒されてる?俺。





 うー、あー、とわけのわからない音を発し、
「関係ないかもしれないけどさ・・・・」
 自分が組員ではないのは確かだし。
 それを言ってもどこまで通じるかはわからないが、それでもいいと思ってしまう。
「・・何か気になるというか・・・・・・政宗さんのこと、ほっとけないというか、ああもう、なんだか、わけがわからないけど俺の遺伝子の何かがおかしいんだよ。で先天的にあの手の顔に逆らえなくなっているんだよ」



 そういうことにしておこう。
 それでも十分やばい気もするが。、



「つまりは惚れているという事か。確かに、あれほど手がかかり、面倒くさいことだらけで一日でも目を離せないという相手はそうは居まい。」
「それは違うと思います。」
「お前の好みだろう。普段はとかく面倒くさがりのくせに、実は手のかかるものが大好きで、苦労を押し売りされると断るくせに、足りないと奪いに行くマゾだからな。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・否定させて。」




 人間、気がつきたくない事は意外と多いのだから。




 例えば。
 意外と一人である事に弱かった事とか。
 非常識にもの凄く馴染んでいる自分とか。
 お人よしなのかも知れない自分とか。





 実はあの人に一目ぼれでしたとか。










「一目惚れでも問題あるまい。つまりは顔も中身も好みということだろう。」
「心を読まないでください。」


















一言
拍手ログを少しだけ改訂。
伊達組は、ありえないくらい、政宗さんが佐助に優しかったんだなー、と。
半分くらい優しさで出来ていて驚きました。笑